Twitter
このページを転送
このページを転送
このページを印刷
このページを印刷

One Microbiology World ニュースレター

 

はじめに

世界中のメディアで取り上げられ続けているスーパー細菌NDM-1の増加は、医療のバリューチェーン(付加価値の連鎖)において、微生物検査従事者が担う重要な役割を思い起こさせます。臨床医は多剤耐性菌による医療関連感染の治療が困難になっている現実に直面しており、微生物検査従事者の担う役割はさらに重要になってきています。

我々が携わっている分野は目まぐるしく変化し、より難しいものになってきています。新しい技術(質量分析、及び将来的にはシークエンシング)と新しいトレンド(増大する自動化へのニーズ)は、患者ケアを向上させる課題と共にチャンスももたらしています。微生物検査従事者にとって、常に新しい情報を取り入れることは重要です。

このような中、この度、微生物検査従事者による微生物検査従事者のためのビオメリュー e-ニュースレター、「One Microbiology World 第1号」を皆様へお届けできることを、大変光栄に思います。 

微生物検査における世界のリーダーとして、ビオメリューは微生物検査従事者が直面している課題を認識しています。45年以上に渡り、弊社ではこの分野での進歩をリードして参りました。API®、chromID™、自動同定感受性検査システム VITEK®、Etest®、プラスチックボトルによる血液培養システムBacT/Alert®、DiversiLab®、そして用手法で行われてきた操作ステップを自動化した、PREVI™Isola及びPREVI™Color Gramの発売、さらには初めてVITEKの抗菌薬感受性試験技術と質量分析による微生物同定技術の融合を行いました。長年に渡り、我々は微生物検査従事者とともに微生物検査をよりシンプルに、より迅速にすることを目標としてきました。

今日、弊社では2つの方法でこの目標を体現しています。

  • 結果を得るまでの時間を短縮し、臨床医がより早く患者様に正しい治療を施すことを可能にする
  • 微生物検査の完全自動化 ( Full  Microbiology  Lab  Automation ) に取り組むことにより、用手法の反復的な作業から技師の方々を解放し、専門知識を十分活用できる環境を実現する

我々は、微生物検査分野における今日の動向情報を簡潔に、そして管理しやすい方法でご提供するために、本ニュースレターを発行するに至りました。そして、このニュースレターを双方向で検査室の情報交換の場として、ご利用いただければと思います。読者の皆様に世界中の微生物検査従事者の経験を共有していただき、また弊社からは日常検査に有用な情報や現在の研究に関する記事などの最新ニュースをご提供させていただく予定です。

One Microbiology World 第1号では、リンダ・ブルーノ先生(米国、イリノイ大学メディカルセンター検査室、アソシエイト・アドミニストレイティブ・ディレクター)に、多剤耐性菌のスクリーニング戦略について論じていただきます。また、パトリス・ノードマン教授には、ニューデリー メタロ-β-ラクタマーゼ-1の拡大に関する見識についてお話いただきます。ノードマン教授は、抗菌薬耐性出現に関するフランスのINSERM研究ユニットを率いており、また、世界で最初にNDM-1産生菌に取り組むグループの一つを指揮しておられます。そして教授ご自身の研究で観察された事項を共有し、迅速なNDM-1潜在的保菌者の特定と拡散予防策の開始に対する微生物学的診断の重要性を強調されています。

One Microbiology Worldの記事に関するご感想と第2号以降へのご提案を是非お聞かせください。

長期に渡る、刺激的な情報交換を願っております。

ビオメリュー副社長                                                グローバル・コマーシャル・オペレーションズ                                テリー・バーナー